ギリギリ出社の何が悪い?メリット・デメリットを解説

仕事術

「いつもギリギリに出社してるけど、これって悪いことなのかな」そんなふうに思ったことはありませんか?

ギリギリ出社は「やる気がない」と印象が悪く見られがちですが、朝の時間を有効に使えるなどのメリットもあります。

この記事では、ギリギリ出社のメリットとデメリットを整理しながら、職場で信頼を失わずに働くためのヒントをご紹介します。

小さな時間の使い方が、あなたの印象や仕事の進み方を大きく左右するかもしれません。

自分に合った出社スタイルを見つけるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

ギリギリ出社をする理由

ギリギリ出社をするのは、それぞれの理由があります。

単なる怠けではなく、考え方や生活のパターンに深く関係している場合も少なくありません。

まずは、その心の中を理解することが大切です。

無駄をなくしたいから

時間を無駄にしたくないという思いから、出社時間を最小限におさえている人がいます。

効率を大切にする人にとっては、待ち時間こそが一番の無駄だと感じるのです。

  • 職場で何もせずに待つ時間が苦手
  • 家での用事を優先したいという考え
  • 一分一秒も無駄にしたくないという性格

このような意識は悪いことではありませんが、職場では周囲との信頼や調和も必要です。

結果として余裕のある行動のほうが、効率的な場合もあります。

朝が苦手だから

ギリギリ出社が続く人の中には、単純に「朝がつらい」という方も多くいます。

体質や生活リズムによって、朝起きること自体が大きな負担になっていることもあるのです。

  • 夜遅くまで眠れず朝起きにくい
  • 目覚ましを何度も止めてしまう
  • 朝は頭が働かず行動が遅い

こうした体質は無理に直そうとせず、少しずつ改善をはかるのが大切です。

夜の過ごし方を工夫したり、朝に楽しみをつくったりすることで、朝の苦手意識は少しずつやわらぎます。

やる気が下がっているから

仕事へのやる気が下がっていることが原因で、出社をギリギリにしてしまうこともあります。

会社に行きたくない気持ちが、無意識に行動に表れているケースです。

  • 出勤前になると気分が重くなる
  • 準備に時間がかかってしまう
  • 家を出るのを遅らせようとする癖がつく

このような状態が続くと、精神的にも疲れてしまいます。

やる気の低下は、働く環境や人間関係が原因である可能性もあります。

ギリギリ出社のメリット

ギリギリ出社にも良い点はあります。

朝の時間を有効に使いたい人にとっては、効率的な働き方の一つとも言えるでしょう。

ここでは、代表的なメリットを紹介していきます。

朝の時間を有効に使える

ギリギリ出社をする方には、朝の時間を自分のために活用したいという思いがあります。

出勤前の貴重な時間を、自分の好きなことに使えるのは大きな利点です。

  • 家族との会話や朝食の時間を大切にできる
  • 趣味や読書に取り組める時間が増える
  • ゆっくり準備してから出発できる

このように、自分の生活スタイルを大切にしながら働ける点は、ギリギリ出社の大きな魅力です。

気持ちのゆとりが一日を前向きに過ごす原動力になることもあります。

満員電車を避けられることもある

ギリギリ出社のメリットとして、通勤ラッシュの混雑を避けやすい点が挙げられます。

時間帯によっては電車やバスの混み具合が落ち着いており、快適に通勤できることもあります。

  • 人ごみで押し合うストレスが少ない
  • 座れる可能性が高まり体が楽になる
  • 通勤中に本を読んだりしやすい

このように、静かな車内で気持ちを整えることができるため、仕事への切り替えもスムーズになります。

移動中の時間を落ち着いて過ごせることは、一日を気持ちよく始めるための大きな助けになります。

集中して仕事を始められる

ギリギリに出社してすぐに仕事に取りかかることで、集中力が高まると感じる方もいます。

無駄な待ち時間がなく、気持ちが仕事にまっすぐ向かいやすいのです。

  • 朝の雑談にまきこまれずに作業に集中できる
  • 仕事の流れにすぐ入ることができる
  • 自分のペースで静かに仕事を始められる

「到着=仕事開始」という流れが合っている人にとっては、このスタイルが最も効率的と感じられることもあります。

余計なことを挟まずに集中状態へ入れるのは、仕事の質を高める一つの方法です。

ギリギリ出社のデメリット

ギリギリ出社には良い点もある一方で、さまざまな問題もあります。

少しの油断が遅刻につながったり、周囲との関係に悪い影響を与えることもあるため、注意が必要です。

ここでは、代表的なデメリットを紹介していきます。

少しの遅れで遅刻になる

ギリギリ出社の最大のリスクは、ほんの少しの遅れが遅刻につながってしまうことです。

毎日のように時間をピッタリに設定していると、予期せぬことに対応できなくなります。

  • 電車やバスの数分の遅れ
  • 信号待ちが長くなる
  • トイレに行きたくなるなど体調の変化

このような些細なことが重なると、すぐに始業時間を過ぎてしまいます。

遅刻を繰り返すと信頼を失うこともあるため、時間の余裕を持って行動することも重要です。

気持ちに余裕がなくなる

時間に追われる朝は、どうしても気持ちが焦ってしまいます

ギリギリ出社を続けていると、常に「間に合うかどうか」で頭がいっぱいになり、落ち着いて一日を始められません。

  • 忘れ物をしても取りに戻れない
  • 急いで歩くことで疲れがたまる
  • 朝からイライラしやすくなる

このように、身体と心の両方に負担がかかります。

結果的に仕事の集中力が下がってしまうこともあるため、少し早めの行動が気持ちの安定につながります。

周りからの印象が悪くなる

どれだけ時間に正確でも、ギリギリ出社をしていると周囲からの印象が悪くなることもあります。

「やる気がない」「遅刻ギリギリまで寝ている」と思われてしまうのは、非常に損です。

  • 上司から「信用できない」と思われる
  • 同僚に迷惑をかけていると思われる
  • 新人や後輩の見本にならないと見られる

このような誤解は、仕事に対する評価にも影響します。

実際の働きぶりが良くても、「印象」で損をしてしまうのはもったいないことです。

ギリギリ出社でも信頼されるには?

ギリギリ出社が習慣になっていても、職場での信頼を失わない工夫はできます。

大切なのは「時間ギリギリに来ている」だけでなく、そのあとの言動や態度で信頼を築くことです。

ここでは、信頼を得るための行動を紹介していきます。

仕事の成果で見返す

出社時間に関してマイナスの印象を持たれても、日々の仕事で高い成果を出すことで信頼を得ることは可能です。

言い訳をせず、結果で応える姿勢はどんな職場でも評価されます。

  • 期日を守って仕事を終える
  • 周囲より早く丁寧に仕上げる
  • 課題に対して前向きに取り組む

このような行動を積み重ねることで、「しっかり仕事をしている」と思ってもらえます。

ギリギリ出社でも成果が出ていれば、自然と信頼は高まります。

あいさつやマナーを大切にする

どんなに時間ギリギリに来ても、あいさつが明るく丁寧であれば、印象は大きく変わります

特に、出社直後の第一声は、その日の印象を決める大切なものです。

  • 職場に着いたら元気よくあいさつをする
  • 無表情ではなく笑顔を意識する
  • 周りへの気配りや声かけを忘れない

こうした小さな心がけでも、毎日続けることで「感じの良い人だな」という印象が生まれます。

時間よりも人柄で信頼されることも十分あり得るのです。

遅れたときはきちんと謝る

どれだけ気をつけていても、交通のトラブルや体調不良で遅れてしまうことはあります。

その際に、きちんと謝る姿勢があるかどうかで、信頼は大きく変わります

  • 遅刻したらすぐに報告と謝罪をする
  • 遅れた理由を正直に説明する
  • 同じことを繰り返さないよう努力する姿勢を見せる

謝らずに黙って仕事を始めてしまうと、「反省していない」と受け取られることがあります。

遅れてしまったときこそ、誠実な対応が信頼を保つカギとなります。

まとめ:自分に合った出社スタイルを見つけよう

ギリギリ出社は、一見すると「悪いこと」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

誰にとっても正しい出社スタイルというものはなく、自分と職場に合ったやり方を見つけることが大切です。

この記事でご紹介したギリギリ出社のメリットは、以下の通りです。

  • 朝の時間を有効に使える
  • 満員電車を避けられることもある
  • 集中して仕事を始められる

一方のデメリットは、以下の通りです。

  • 少しの遅れで遅刻になる
  • 気持ちに余裕がなくなる
  • 周りからの印象が悪くなる

ギリギリ出社が合っている人もいれば、早め出社が安心な人もいます。

大切なのは、無理をせずに続けられることと、周囲との信頼関係を壊さないことです。

自分にとって働きやすい方法を探しながら、気持ちよく一日を始められるスタイルを見つけていきましょう。

この記事を書いた人
いさむ

新卒で入社した会社の激務に耐えられず1年半で退社→転職した会社では人間関係に馴染めず2年で退社→二度目の転職で自分に合った会社に出会い、今は楽しく働いています。
社会保険労務士・日商簿記1級の資格を保有。
会社員のお悩みを解決するための方法を発信中です。

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